KODACHROMEインクには、市場において最も小さく細かい顔料粒子が含まれており、通常50ナノメートル未満という非常に細かく分散された顔料粒子の製造が可能となります。競合の顔料ミリングプロセスではこのレベルを達成することはできません。独自のプロセスにより作られたごく微細な顔料により、インクの乾燥時間が短縮され、乾燥したインク層は非常に薄くなり、プリントヘッドの詰まりが軽減されます。これにより、すべてのジョブに均一性が提供され、デジタル印刷の世界において必要な一貫性が保たれます。
この独自のプロセスにより作られたごく微細な顔料により、散乱光が生じにくく、SWOP(オフ輪)よりも95%大きい色域体積を持ち、深みのある純度の高い、極めて鮮やかな色が長持ちします。
こうした特性により、インクの塗布量が少なくても優れた色を実現できることから、ランニングコストを抑えることができます。
従来のドロップオンデマンド(DOD)印刷では、プリントヘッドが必要なときにのみインクを噴射するため、インクに保湿剤を多く配合する必要があり、これは印刷の際により多くのダウンタイムが発生することを意味します。
コダックのコンティニュアスインクジェットテクノロジーでは、インクがプリントヘッドノズルを通って連続的に流れ続けるため、インク内の保湿剤含有量を少なくできます。それは環境にとっても良いことであり、収益にとっても良いことです。 また当社のインクは乾燥が早いためより速く印刷するこができ、1 日あたりより多くのジョブを実行できます。
完璧なプリントを実現するには仕上げがすべてです。
KODACHROME インクは、当社独自のオプティマイザーと連携して、ほぼすべての素材への印刷を可能にします。コダックのオプティマイザーは、インクを受容する接着層を作るだけでなく顔料を定着させることで、ステーション間で乾燥させる必要のない、高速でのウェット・オン・ウェット印刷を可能にします。また、軟包装、段ボール、プラスチックフィルムなど紙以外の基材やフィルムへの印刷も可能になり、印刷の可能性が広がります。 何を印刷するか、または何に印刷するかに関係なく、KODACHROMEインクは美しい印刷を実現、幅広い用途に対応します。
KODACHROMEインクは、コダックがこれまでに製造した中で最も環境に優しいインクです。 水ベースでリサイクル可能、オフセット印刷やグラビア印刷で使用される有害な化学物質が大幅に少なく、お客様にとっても地球にとっても安全に使用できます。