SONORA – グローバルな製造体制が支える、持続可能な印刷のための世界的ソリューション

米国ジョージア州コロンバスにあるコダックのプレート製造拠点
2026年、世界中のオフセット印刷会社は、生産効率の向上、コスト削減、そして事業運営の持続可能性の強化を引き続き追求しています。その背景には、顧客から省資源・省エネルギーな生産方法や環境に配慮した材料の使用に対する要求が高まっていることがあります。コダックは、この課題に対するソリューションとして、 KODAK SONORA プロセスフリープレート を提供しています。2005年に世界初の商業印刷向けに成功を収めたプロセスフリープレートを発売して以来、コダックは数々の重要な技術革新を実現し、SONORAプロセスフリープレートをほぼすべてのオフセット印刷用途に対応できる製品へと進化させてきました。現在、世界で6,000社を超える印刷会社がSONORAプレートを採用しており、枚葉オフセット印刷および輪転オフセット印刷の分野で、その導入は世界各地でさらに拡大し続けています。
先進的な印刷会社にとっての持続可能なビジネスチャンス
多くのメリットが、このトレンドを後押ししています: SONORAプレートを導入することで、印刷会社は生産性や印刷品質を損なうことなく、より持続可能な印刷環境を実現できます。SONORAプレートは、従来の刷版処理で必要とされていた電力、水、現像液、補充液、ガム液、および洗浄仕上げ剤の使用を不要にします。さらに、薬品や刷版処理装置が不要なため、装置の洗浄やメンテナンスに伴う作業も不要となり、廃液や使用済み薬品の処理も発生しません。また、プロセスフリープレートの採用により、湿式刷版処理に起因する不具合や品質のばらつきを排除できます。その結果、立ち上げ時間が短縮され、より確実な印刷準備が可能になるほか、処理不良による印刷機の停止や損紙の発生も防ぐことができます。最終的に、これらの効果は刷版工程と印刷工程の両方におけるコスト削減につながります。
安定供給と持続可能性の向上を実現する地域生産体制
継続的に拡大する世界的な需要に対応するため、コダックは、地域分散型の プレート製造戦略 を導入しています。コダックは、米国ジョージア州コロンバス、ドイツ・オスターローデ、日本・群馬県に高度な製造能力を備えた工場を展開しています。これらの工場では、SONORAプロセスフリープレートに加え、コダックの刷版製品ポートフォリオに含まれるその他の製品も製造されており、それぞれの地域市場の需要に対応しています。
世界各地に配置された製造拠点により、コダックは印刷会社へプレートを迅速かつ安定的に供給しています。また、製品の利用地域に近い場所で生産を行うことで、遠距離輸送に伴う環境負荷を軽減し、より持続可能なサプライチェーンの実現に貢献しています。

Laura Cole, 価格設定および製品管理担当 バイスプレジデント
「世界各地の地域生産体制はコダックの大きな強みです。市場ニーズや規制要件は地域によって異なるため、各地域に密着した形でお客様の要望に対応できます」とLaura Coleは説明します。また、「コダックは、現在米国で唯一のプレートメーカーとして、米国内でのプレート生産を維持することに引き続き取り組んでいます。この体制は関税問題への対応にも有効です。今後も生産能力を拡大し、米国だけでなく世界中のお客様の需要に応えていきます」と語っています。
需要に応じた効率的な刷版製造を支える戦略的投資

ドイツ・オスターローデにあるコダックの製造拠点
米国でのSONORAプレート需要の大幅な拡大を受け、コダックは最近、プロセスフリープレートの現地生産能力を増強しました。コロンバス工場では、SONORAプレートの製造を再設計された第2の製造ラインにも拡大し、南北アメリカ地域のお客様へ高品質なプロセスフリープレートを迅速かつ安定的に供給できる体制を整えています。Laura Coleによると、こうした生産能力の向上やその他の製造改善を実現し、最新の技術発展に対応し続けるため、コダックは毎年数百万ドル規模の投資を製造拠点に行っています。「継続的な投資により、私たちは最高水準の製造基準を維持し、お客様がコダックに期待する最高品質の製品を提供することができます」とLaura Coleは述べています。

Sven Freyer, プリント製造担当バイスプレジデント
コダックのプリント製造担当バイスプレジデントであるSven Freyerは、戦略的投資の具体例として次のように説明しています: 「当社は最近、コロンバス工場に大規模な投資を行い、新たなチラー設備を導入しました。SONORAプレートの製造プロセスには安定した温度管理が不可欠であるため、この設備によりSONORAプレート製造エリア全体の冷却が可能になりました。さらに、2026年には仕上げ工程および梱包工程の技術的な最適化を計画しており、これによりサプライチェーンの効率性と信頼性が一層向上する見込みです。」 またSven Freyerは、「継続的な設備投資を通じて、生産体制の強化と改善を進め、お客様にコダックブランドに期待される最高レベルの品質を安定して提供していきます」と述べています。
市場に支持される戦略
コダックが世界各地で展開する地域生産戦略は、フランスを代表する雑誌・カタログ印刷会社であるRoto Franceをはじめ、世界中の顧客から高く評価されています。同社は著名な輪転オフセット印刷および枚葉オフセット印刷会社であり、生産を全面的にSONORAプロセスフリープレートへ移行しました。Roto Franceの生産部門責任者であるSylvain Rouxは次のように述べています。 「コダックがSONORAプレートを欧州で製造し、比較的短い輸送距離で供給していることは、私たちにとって非常に重要です。これにより、製品の入手性、安定供給、そして持続可能性が確保されます。私たちは、この5年間にわたり100%SONORAプレートへの意欲的かつ高品質な移行を支援してくれたコダックに感謝しています。この取り組みによって環境負荷を最小限に抑えることができ、これは環境意識の高い当社のお客様にとっても非常に重要な価値となっています。」
米国でもSONORAプレートの採用が大幅に拡大しており、国内生産体制は高く評価されています。その一例が、12州にわたり91紙の新聞のほか、ウェブサイト、ショッピングガイド、雑誌を展開するBoone Newsmedia(BNI)です。同社はコダックとともに印刷生産のプロセスフリー化を進め、すべての印刷拠点でSONORA Newsプロセスフリープレートを採用しました。BNIの3つの印刷拠点はいずれも、SONORA Newsプロセスフリープレートを、業務効率の向上に貢献する最適なソリューションとして評価しています。BNIの生産部門責任者であるK.O. Bennettによると、採用を決定した重要な理由の一つは、コダックが米国で唯一残るリソグラフィック印刷プレートメーカーであることでした。これにより、BNIは国内での安定したサプライチェーンに対する大きな安心感を得ることができたといいます。

日本・群馬県にあるコダックの製造拠点
日本の印刷紙器製造メーカーである株式会社ゴードーは、コダックの群馬工場で製造される高品質なSONORAプレートを利用できることを高く評価しています。環境に配慮したオーダーメイドのパッケージソリューションを提供する同社では、従来型オフセット印刷とLED-UVオフセット印刷の両方を採用しています。同社は次のように述べています。「高品質・高付加価値、多品種小ロット、短納期のパッケージ印刷を提供する当社の強みを支えるため、SONORAプロセスフリープレートを採用しました。この導入により、環境性能の向上だけでなく、省力化やコスト削減も実現しています。さらに、コダックが群馬工場でプレートを製造していることで、安定したサプライチェーンが確保されるとともに、輸送に伴うCO₂排出量の削減にもつながっています。これは、当社のサステナビリティへの取り組みを力強く支える大きなメリットです。」
これらの顧客事例は、コダックの地域分散型生産戦略の価値を明確に示しています。効率的なグローバル製造ネットワークにより、コダックは信頼できるパートナーとして、安定した製品供給と一貫した高品質を世界中のお客様へ提供し続けています。