La Papelera

創業90年以上にわたり、ボリビアにおける段ボール・紙製パッケージのリーディングプロバイダーとして知られるLa Papeleraは、地域社会との連携と環境責任に長年取り組んできました。プロセスフリー製版技術の導入により、これらの価値を具体的な形で実践しています。

La Papeleraは、長年にわたり包装製品の製造で成功を収めてきた企業であり、その企業理念は常にボリビアの社会と天然資源の利益を最優先に考えてきました。印刷業界および市場動向が環境への配慮を重視する方向に進化する中、同社は持続可能な生産体制への取り組みを一層強く推進する必要性を感じるようになりました。環境への影響を抑えるための新技術や運用改善に対する投資には積極的である一方で、彼らは具体的な対策を、明確なビジネス戦略と合理的な根拠に基づいて実施したいと考えていました。そのため、より環境に優しい道を進むためのスマートなソリューションを提供できるパートナーとして、コダックに支援を求めました。

La Papeleraはオフセット印刷を専門としているため、製版工程の見直しは当然の第一歩でした。世界中の6,000社以上の印刷会社による成功事例を踏まえ、従来の有処理プレートから、KODAK SONORAプロセスフリープレートへの切り替えが、自社の業務に大きな効果をもたらすことを即座に理解しました。自動現像機を生産ラインから完全に排除したことで、これまで使用していた化学薬品、水、電力をなくすことに成功し、持続可能性の面で即効性のある成果を得ました。また、SONORAプレートは安定性と高品質な画像再現性に優れており、従来の有処理プレートに比べてリメイクの必要性が低く、廃棄物の削減にも貢献しています。さらに、業務面でもプロセスフリー化によって、前工程（プリプレス）と印刷工程の双方で時間・労力・コストを削減できるという付加価値がもたらされました。

SONORAプロセスフリープレートへの切り替えにより、La Papeleraは明確な環境面でのメリットを得ることができました。水とエネルギーの使用量は劇的に削減され、製版工程における化学薬品の使用も完全に排除されました。同社の主な顧客である、安全性を重視する食品・製薬業界の企業は、パッケージ製造工程での化学物質の削減を高く評価しています。La Papeleraは最近、コダックより「SONORAプレート・グリーンリーフアワード」を受賞しました。これは、単なる認定証というだけでなく、同社が顧客・消費者・社会全体の利益を考え、より清潔で持続可能な生産活動を継続的に追求している証です。