Flagship Press

オフセット印刷とデジタル印刷を多角的に展開するFlagship Pressは、書籍からダイレクトメール、大判印刷から販促品まで、幅広く対応できます。成長するにつれ、増加する作業量に対応し、主要な業務を自動化し、顧客との連携を効率化するために、より迅速で統合されたワークフローテクノロジーが必要であると認識しました。その解決策としてコダックを選択しました。

70年以上の歴史を持つFlagship Pressは、プレートの月間処理数が2,500枚を超え、数百ものジョブがワークフローで処理され、もはや対応できない状態になっていました。同社の従来のシステムは動作が遅く、使いにくく、各業務が別々のソフトウェアアプリケーションに分断されていました。顧客の承認やG7プログラムをサポートするためのカラーマネジメントなどの作業には、非常に時間がかかりました。印刷可能な状態にするまでに、オペレーターによるマニュアル作業が何時間も必要でした。作業量の増加に対応するには人員を増やす必要がありましたが、それは事業の持続可能性を損なうものでした。Flagship Pressは、オフセット印刷機とデジタル印刷機の幅広い設備に対応し、全体のプロセスを統合し、各工程で効率を向上させることができる新しいワークフローソリューションを必要としていました。

Flagship Pressはコダックにサポートを求め、私たちのチームはすぐに自動化が解決策であると認識しました。コダックのソフトウェアツールは、KODAK PRINERGYワークフローソフトウェアを中心に統合され、印刷管理システム（MIS）と連携することで、全体のプロセスを合理化しました。彼らはKODAK INSITE Prepress PortalとCreative Workflowを導入し、オンラインでのジョブ登録を標準化し、顧客の校正・承認プロセスをほぼ完全に自動化しました。KODAK COLORFLOW Pro Softwareは、異なる顧客のカラーモデルを統一するという課題を解決し、FlagshipのG7プログラム要件に適合するよう最適化されました。現在では、各ジョブの開始時に自動的にカラーマネジメントが行われ、後工程での色補正の必要性が大幅に削減されています。さらに、KODAK PREPS Imposition Softwareを導入し、面付けとグループ化レイアウトの最適化も実現しました。
PRINERGY Workflowは、強力なルールベースオートメーション(RBA)により、すべてを単一の自動化ワークフローのもとでシームレスに統合しています。スタッフ全員がプリプレスの各工程における自動化ルールの策定に関与し、ワークフローの主導権を最も影響を受ける人々の手に委ねました。

移行はスムーズに進み、KodakのサポートによりFlagship Pressのスタッフは新しい技術を迅速に習得しました。Flagshipの顧客は、INSITE Portalの習得のしやすさ、使いやすさ、そしてあらゆるデバイスから24時間アクセスできる利便性を高く評価しています。これにより、承認プロセスが短縮され、印刷までの時間が加速しました。Kodakのワークフローソリューション導入の結果、現在ではFlagship Pressはジョブの登録から生産準備完了までわずか5分で対応できるようになりました。これにより、オペレーターの作業時間を大幅に削減し、マニュアル作業によるミスのリスクを排除しました。自動化によって、わずか6人のチームで12人分の作業をこなし、各メンバーは従来よりも25～50%多くの業務を担当できるようになりました。人員を増やさずにさらなる案件を受注できるようになり、今後長年にわたり収益の増加を促進することが可能になりました。