サプライヤーの社会的
および環境的責任

Eastman Kodak Companyは、環境的、倫理的および社会的責任を持って事業を行っています。この取り組みの一部として、施設や運営の安全性維持および安全かつライフサイクルを通して環境負荷を最小限に留める商品を提供する必要があります。 当社のサプライヤーは、この取り組みを実行するうえで重要な役割を担っています。

コダックのサプライヤー基準は、サプライヤーの健康、安全、環境、労働および倫理に対する要望内容を設定し、当社のサプライヤーが順守することを常に求める要望事項を正式に定めています。 コダックは、この基準をサプライチェーン全体の取り組みとして位置付けています。そのため、当社のサプライヤーは、自身のサプライヤーにもこの要望内容を伝え、サプライチェーン全体で順守を確実にしていくことを求めています。

製品、部品およびパッケージに関するHSE仕様(EKSP-2285)

Eastman Kodak Company(Kodak)では、コダックに供給される製品は製造、物流および販売において、適用されるすべての法的要件を満たしていることを求めています。 サプライヤー製品もまた、コダック製品による環境への影響を減らすため、法令順守以上に課されたコダックの要件を満たす必要があります。

EKSP-2285、製品、部品およびパッケージに関するコダックの健康、安全および環境(HSE)基準書は、コダックサプライヤーに製品に関する要件を通知するために作成されました。 本書は定期的に改定されており、サプライヤーは最新の仕様を満たすことが求められます。

サプライヤーは、製品をコダックに供給するすべてのサプライヤーのサイトに対し、製品の適合性を記録するため、コダック宣言書(DF)に記入する必要があります。宣言書の送付先: WW-MCD@kodak.com.

製品、部品およびパッケージに関するコダックの健康、安全および環境(HSE)基準書 (EKSP-2285, Revision 7.1)

サプライヤーMSDS要件

米国連邦労働安全衛生庁の危険有害性周知基準に求められるとおり、化学物質のサプライヤーは、購入した各化学物質製品について、OSHA基準の要件をすべて満たすことを示した化学物質等安全データシート(MSDS)を提出します。

コダックでは、さらに以下も義務付けています。

  • 各MSDSまたはそのカバーシートに、それが参照するコダックの購入番号を示すこと。
  • 販売業者はすべてのMSDSをWW-MSDSDG@kodak.com宛てに電子的に送信するか(推奨方法)またはファックスにて 585-477-2993(送付先:MSDSコーディネーター)まで送信すること

コダックサプライヤープライバシーおよびセキュリティー条件

コダックでは、個人情報を当社で処理するとき、およびサードパーティに情報の処理を委託するときに、すべての従業員の情報に関するプライバシーおよびセキュリティーの保護に取り組んでいます。コダックサプライヤープライバシーおよびセキュリティー条件は、当社のプロバイダーが当社に代わって個人情報を処理するとき、維持すべき保護対策について規定しています。

サプライヤーがコダックのデータ処理業者またはサービスプロバイダーとして、個人情報をアクセス、収集または受信するにあたり、サプライヤーはこのプライバシーおよびセキュリティー条件を順守する必要があります。サプライヤーは、個人情報に適用されるすべての個人情報保護法を順守し、いずれかの個人情報保護法への順守が阻まれる状況が生じた場合、直ちにコダックに通知する必要があります。セキュリティー侵害が発生した場合、サプライヤーは24時間以内にセキュリティー侵害についてコダックに通知し、セキュリティー違反がコダックの個人情報に影響するかを判断します。 この通知はEmailでWW-CISO-Mail@kodak.comまで送付する必要があります。

サプライチェーンの透明性

Eastman Kodak Company(「コダック」)では、グローバルに事業を展開するということは、当社が操業するすべての場所のお客様、従業員、そして近隣住民の皆様が正しく行動することだと信じています。 コダックの施設および当社のサプライヤーが運営する施設では、個人の能力を開発し、コミュニティの健康をサポートし、かつ環境保護を促進するように事業を行う必要があります。

コダックは、サプライヤーにこれらの目標に貢献するよう求めています。したがって、コダックのサプライヤーは、コダックが定める健康、安全および環境(HSE)サプライヤーパフォーマンス基準に従って行動することが求められます。また、RBA(Responsible Business Alliance)の行動規範およびコダックの企業責任理念も順守する必要があります。RBA基準は、従業員の尊厳と敬意を支持し、強制労働、拘束労働、年季奉公労働または非自主的刑務所労働を禁止することを明確にした概要を規定しています。会社は、潜在的なリスク領域の特定、サプライヤーとの契約関係の一部として上記文書に規定された原則への順守、サプライヤーが事業を展開する国で適用される法令および規則をサプライヤーが順守する旨の宣言、およびコダックとの継続的な関係の根拠としてコンプライアンスの直接的評価を実施するため、サプライチェーンをチェックするプロセスを作成しました。サプライヤーは、合理的な通知により、RBA Validated Audit Programの第三者機関および/またはコダックにより直接監査を受ける場合があります。 コダックでは、購買担当者はRBAメンバーの要件とコダック HSEサプライヤーパフォーマンス基準および企業責任理念に規定された要望事項についてトレーニングを受けます。

紛争鉱物に関する方針