Kodak SQUAREspot
イメージングテクノロジー
独自のサーマルイメージング技術
KODAK SQUARESPOTイメージングテクノロジーは、輝かしい賞を受賞したコダックのサーマルイメージングテクノロジーで、コダックのプレートセッターでのみ利用できます。SQUARESPOTテクノロジーにより、印刷会社は、温度の変化や、故障しているレーザー、経年劣化している処理剤などの現実社会の問題を自動的に補いながら、最高レベルの正確さ、安定性、信頼性でプレートをイメージングできます。
エピソード 1: 温度変化への対応
夏の時期の商業印刷会社の例。午前6時30分、プリプレス担当のオペレーターが到着し、地元の家具店の4色刷りのパンフレット用のプレート出力を開始します。突然、工場の空調システムの調子が悪くなります。工場内の気温が上昇し始めます。印刷の途中で、プレートが損傷します。午前11時、印刷工場がプレートの交換を求めます。しかしプリプレスルームは今の時点で最初のプレートを作成した時点よりも 5°C暑くなっています。
次に何が起きるでしょうか?
SQUARESPOTがない場合: オペレーターは新しいプレートを出力して、そのプレートが印刷工場に送られます。しかし、アルミ製のプレートが熱で膨張してしまって、プレート上の画像のサイズが狂っていて、そのプレートは使い物になりません。プリプレスと印刷工程の両方で貴重な時間と材料を無駄にして、別のプレート一式を出力し直さなければなりません。
SQUARESPOTがある場合: プリプレス担当のオペレーターは新しいプレートを出力します。室温の上昇にもかかわらず、このプレートは損傷したプレートにぴったり合致します。何の問題もなく連続稼働が続きます。オペレーターは清涼飲料水一杯を飲みます。
仕組みの説明
アルミニウムは、多くの材料同様、温度が変化すると膨張したり、収縮したりします。そこで、通常の工場の状況下で別の時間に作成されたプレートで、特に再出力されたものは、異なるサイズでイメージングされることになる場合があり、後に印刷機上での見当ズレや色ずれの問題を引き起こします。プレート温度の5°Cの変化は、½ロゼットずつドットが移動する原因になる可能性があります。自動温度補正はSQUARESPOTイメージングテクノロジーの機能で、これにより大気の温度が変化しても正確な見当合わせが可能になります。エンジンの中の2つのセンサーが温度を測定し、イメージングエンジンの中のファームウェアが調整を行い、プレートのアルミニウムの膨張を補正するために調整された場所にピクセルを配置します。1台のコダックのプレートセッターでの再現性は、マシンの環境動作温度の全範囲について0.00508 mmです。別のマシンで作られたプレート間の見当精度は0.02032 mm以内です。
商業印刷では10,000 dpi 、新聞印刷では5,000 dpi のレーザー出力対応
KODAK SQUARESPOTイメージングテクノロジーは、賞を受賞したコダックのサーマルイメージングテクノロジーでコダックのプレートセッターでのみ利用できます。SQUARESPOTテクノロジーを使用すれば、印刷会社は印刷工程でより高いレベルの安定性、正確性、信頼性を実現することができます。
SQUARESPOTテクノロジーにより現像液のライフサイクルの間の変動の影響が最小限となり、網点の領域は +/-2%の製造上の公差内に維持されます。
高精度イメージング
安定性はプリプレスの一貫性につながり、次に効率性とコスト削減につながります。SQUARESPOTテクノロジーによりプレート、自動現像機、環境での変動に対して他のサーマルイメージング技術やバイオレットイメージング技術よりも影響を受けにくい正確で強固な網点を作り出すことで安定性が加わります。
KODAK SQUARESPOTの利点
KODAK SQUARESPOTテクノロジーの利点に関して当社のホワイトペーパー(英語)でご紹介しています。