コダックジャパンとチャネルパートナーの三菱王子紙販売、 TRENDSETTERを活用した製版用フィルム出力ソリューションで協業
コダックと三菱王子紙販売(ダイヤミック㈱の統合新会社)は、日本の印刷市場において長年にわたりパートナーシップを築いており、この15 年間、KODAK CTP システムとプレートの販売において成功を収めてきました。コダックの認定サービスディーラーとして、三菱王子紙販売はCTPの設置から技術サポート(一次窓口)を担っており、 多くのKODAK プレートセッターの販売実績があります。また、日本での KODAK SONORA プロセスフリープレートの販売にも重要な役割を果たしています。
この度、三菱王子紙販売 は、従来のオフセット印刷に留まらずKODAK TRENDSETTER の新しい魅力的な市場を開拓しました。オフセット印刷のフィルムレス化は非常に進んでいますが、製版フィルムは今日でもスクリーン印刷、フレキソ印刷、プリント基板製造などの分野で一般的に使用されています。 しかし、これらの分野で使用されているフィルム イメージセッターのほとんどは現在非常に古くなっており、スペアパーツや保守サービスの継続的な提供が困難になっているのが現状です。
そこで三菱王子紙販売は将来を見据えた代替ソリューションとして、三菱製紙が新たに開発したサーマル レーザーフィルムTRF-IR830とKODAK TRENDSETTER プレートセッターを組み合わせて発売しました。 KODAK サーマル CTP システムでの使用がコダックによって認定されたこのフィルムは、高画質で、スクリーン印刷、フレキソ印刷での製版適性を有し、またケミカルの現像を必要としない環境に優しいものです。製版フィルムとして従来の銀塩タイプのフィルムと同様に使用することが出来ます。もちろん、TRENDSETTER はTRF-IR830 フィルムに加えて、オフセットCTPプレートを出力することもできます。
コダックジャパンのプリント営業本部長:中川武志は、次のように述べています。「この製版用フィルム出力ソリューションにより、当社はまだフィルムを必要とするお客様に、使いやすく、スピーディーで、従来のグラフィックアーツフィルムと比較して、はるかに環境に優しいフィルム作成の方法を提供します。市場からの大きな関心とすでに二桁の売上台数を達成していることは、TRENDSETTER プレートセッターと TRF-IR830 フィルムの組み合わせが実際のニーズを満たす効率的なソリューションということを裏付けています。 今後もこの組み合わせによる販売機会の増加が期待されます。」