Mercury Print Productionsは、KODAK PROSPER 7000 Turbo プレスの導入で書籍印刷の成長を加速

Mercury Print ProductionsのKODAK PROSPER 7000 Turbo プレス
米国ニューヨーク州ロチェスターに拠点を置くMercury Print Productionsは、常に革新的な技術をいち早く採用し、生産性・品質・コスト効率の向上を実現してきました。1969 年の創業以来、同社は数十年にわたり商業印刷を手がけてきましたが、約 15 年前から教育分野向け書籍の生産に注力するようになりました。現在では、教育市場がMercuryの売上のほぼ80%を占めています。
同社にとって重要な投資となったのが、2011 年 7 月に導入した KODAK PROSPER 5000XL プレスであり、その後も複数の PROSPER プレスを追加導入してきました。Kodak のインクジェット輪転機を活用することで、Mercuryは教育向け書籍分野で革新を進め、大きな成長を遂げることができました。同社CEOであるJohn Place氏によれば、それまで教育書籍市場にはデジタル印刷製品がほとんど存在していなかったとのことです。

Mercury Print Productions CEO John Place
革新的なKodak コンティニュアスインクジェット技術が成長を牽引
Mercury 社は現在 220 名体制で、枚葉・輪転オフセット、枚葉・輪転インクジェット、枚葉トナー、ワイドフォーマットインクジェットまで幅広い生産設備を保有しています。2023 年秋には、世界初となる KODAK PROSPER 7000 Turbo Press を導入し、インクジェット輪転の生産能力を大幅に増強しました。同機は現時点で市場最速クラスのインクジェット web プレスであり、高速・高品質を求める同社の生産体制強化に大きく寄与しています。
Digital Workflows ディレクターの Felix Medero 氏は次のように述べています。「PRINERGY で一度作成したデータを、インクジェット、トナー、オフセットといった各種プラットフォーム向けに再処理なしでそのまま出力できるのは非常に大きなメリットです。オペレーターが“作業をこなす”のではなく、“作業を管理する”ことに集中できるようになる、まさに自動化の力です。RBA を活用することで、プリプレスの生産量を人員を増やすことなく 40〜50% 向上させることができました。」

Mercury Print ProductionsのKODAK PROSPER 7000 Turbo プレス
より高速なインクジェット、より柔軟な用紙対応力
MercuryのCEOであるJohn Place氏は、PROSPER 7000 Turbo プレスが同社にとってまさに最適なタイミングで導入された理由を次のように説明しています。「PROSPER 7000 Turbo が際立っていたのは、その卓越したスピードです。これにより、より長いジョブにも対応できるようになりました。この高い生産性のおかげで、短納期化やオンデマンド生産といった顧客からの高まる要求に応えることができます。さらに重要だったのは、PROSPER 7000 Turbo がグロス、ダル、マットといった各種コート紙に高品質で印刷できる点です。これにより、より高度な教科書や一般書籍の制作が可能となり、新たな案件獲得にもつながっています。」 Mercury は PROSPER 7000 Turbo を使い、プライミング不要の一般的なオフセット用紙から、インクジェット対応紙まで、幅広い紙厚レンジの用紙に対応しています。用紙替えが不要な場合、ジョブチェンジは数分で完了します。
KODAK Streamコンティニュアスインクジェット技術とKODAK EKTACOLORインクを採用した PROSPER 7000 Turbo Press は、最大 410 m/分(1,345 ft/分)の印刷速度、毎分最大 5,523 ページ(A4/USレター)の処理能力を実現します。最大ウェブ幅648mm(25.5インチ)、印刷幅621mm(24.4インチ)により、A4教科書ページを3 面付(3-up)で印刷することが可能です。PROSPER 7000 Turbo プレスには、Quality、Performance、Turboの3 つの最適化モードが用意されており、ジョブ要件に応じて印刷速度と品質を柔軟に切り替えられ、常に最高の生産効率を確保できます。現在、Mercuryでは、約90%のジョブをTurboモードで、10%をQualityモードで運用しています。高品質な商業印刷案件が増加していることから、同社はビジネスニーズに合わせてさまざまな解像度でジョブを実行できる体制を整えています。
Mercury では現在、PROSPER 7000 Turbo プレスに加えて 2 台の PROSPER 5000 プレスを稼働させています。これらすべてのプレスは 24 時間 365 日稼働しており、ロール to ロールで生産し、各シフトにつき 1 名のオペレーターで運用されています。印刷されたロール紙はシーティングラインで断裁され、積み上げられた用紙は通常の後加工・製本工程へと送られます。
Mercuryにとっての真のゲームチェンジャー
PROSPER 7000 Turbo の導入により、Mercury の効率と生産性は大幅に向上し、よりコスト効率よく、幅広いロットに対応できるようになりました。従来、PROSPER 5000 で 600 ページ程度のジョブを処理する場合、生産可能な部数は 1,500~2,000 部が限界でした。しかし PROSPER 7000 Turbo では、4,000~5,000 部まで対応できるようになっています。この進化により、以前は競争力が十分でなかった分野にも積極的に参入できるようになり、結果として生産量の大幅な拡大につながっています。
Place 氏は PROSPER 7000 Turbo プレスの生産性に強い期待を寄せています。「私たちにとって最も重要なのは、1 日でどれだけ多くの印刷枚数を機械から引き出せるかという点です。最近、PROSPER 7000 Turboで24時間以内に450万ページを達成しました。これは大きな節目でした。また、これまでにこのプレスで印刷した最大の単一ジョブは140万ページです。」 圧倒的な生産性と用紙対応力の向上により、PROSPER 7000 Turbo プレスは Mercury にとってまさにゲームチェンジャーとなっています。その驚異的なスピードにより、非塗工紙で 1,000 fpm(約 305 m/分)超の印刷が可能で、15〜20 分ごとに新しいロール紙が必要になるほどです。
Mercuryの経営陣は、PROSPER プレスの運用信頼性に非常に満足しています。サポート面においても、Kodak は卓越したサービスチームによって高く評価されています。MercuryはKodakが提供する確かなサービスと高い信頼性を重視しており、プレスのダウンタイムを最小限に抑え、必要なときに比類ないサポートを受けられる点を高く評価しています。
Mercury Print Productionsは、Kodakのデジタルおよびオフセット技術への継続的な投資を通じて、主要事業分野で常に最前線を走り続けており、その成果として大きく成長しています。急速に変化する市場環境を考慮すると、John Place氏は今後の印刷ビジネスにおける最大の成長機会がどこにあるのかを明確に示しています。「Mercury にとって、成長が見込めるのはインクジェットだと考えています。」
© Kodak, 2024. Kodak、MAGNUS、PRINERGY、PROSPER、SONORAおよびTRENDSETTERはEastman Kodak Companyの商標です。