Westamerica Communications

南カリフォルニアで最も多角的な印刷およびマーケティングサービスプロバイダーの1つである Westamerica Communications は、コストに敏感で環境意識の高い顧客のニーズに適応・進化することで成長を遂げてきました。コダックのプロセスフリープレートへの移行により、価格面と環境面の両方で大きなメリットを実現しています。

カリフォルニア州では、深刻な干ばつの継続と環境意識の高まりにより、印刷業界において持続可能性の向上が規制および世論の双方から強く求められるようになっています。オフセット印刷とデジタル印刷の多角的かつ一貫したサービスを提供するWestamerica Communicationsも、顧客の「環境に優しい印刷」へのニーズの高まりを直接肌で感じています。ただし、こうしたニーズは価格の上昇を伴わないことが前提です。そこで同社は、水、エネルギー、化学物質の使用を削減しつつ、コストや品質、業務効率を損なわない新たな方法の模索を開始し、コダックに支援を要請しました。Westamericaは過去14年以上にわたり、コダックの革新的な製品: プレートイメージング用のKODAK TRENDSETTERプレートセッター、従来のコダックデジタル印刷機、顧客との連携に活用するKODAK INSITEプリプレスポータル、そして各工程を統合するKODAK PRINERGYワークフローソフトウェアを利用してきた実績があり、この長年にわたるパートナーシップが、持続可能性に向けた新たなコダックの技術導入に対する確かな信頼の礎となっています。

Westamericaは、常に最適化を志向しており、従来の製版からKODAK SONORAプロセスフリープレートに切り替えることを決定しました。これは、イメージングから直接印刷工程へと進むことができ、現像処理を別途行う必要がありません。既存のTRENDSETTER プレートセッターを含むCTP機器でも使用可能で、高速なイメージング、優れた解像度、長寿命、高いUVインキ対応力を備えており、同社の多角的かつ忙しい業務体制にも柔軟に適合します。さらに、自動現像機が不要となり、水・電力・薬品などの消費を大幅に削減、同社が求めていた環境面での具体的な成果を実現しました。加えて、コスト・時間・作業負担の削減も可能となり、現場の業務効率にも貢献しています。SONORAプレートの簡便性により、必要に応じて印刷オペレーター自身がプレートを再イメージング化できるため、プリプレス部門の介在なしに迅速な対応が可能となりました。

移行から1年以内に、Westamericaは、コダックの受賞歴のあるSONORAプロセスフリープレートをオフセット印刷業務の約70%に導入し、100%の完全移行を目指しています。性能や印刷品質においても従来のプレートと同等で、画像の精細さや耐久性に優れており、妥協や制限は一切ありません。特に時間外業務において、SONORAプレートの迅速かつ簡便なリメイクが可能なことから、人員負担の軽減と生産効率の向上が実現しています。また、プロセスフリー化による環境メリットは、環境意識の高いカリフォルニア市場において、Westamericaの差別化要因となっており、他の多くの環境対応策で見られるコスト上昇を伴うことなく達成されています。同社にとってコダックのソリューションは、価値と持続可能性の両面で「ウィンウィン」の成果をもたらしており、今後さらなる効果が期待されています。