Knight Abbey Printing and Direct Mail

数十年にわたり繁栄を続けてきた家族経営の印刷会社 Knight Abbey Printing and Direct Mailは、過去10年間で急成長を遂げ、スマートかつ的確な技術の価値を熟知しています。重要顧客の難しい課題から自然災害に至るまで、コダックのソフトウェアとサービスを活用して乗り越え、競争力を維持してきました。

Knight Abbeyは、ビジネスの発展を目指して常に技術投資を行ってきました。長年にわたりKODAK PRINERGYワークフローソフトウェアを使ってプリプレス工程を管理しており、近年ではKODAK INSITEプリプレスポータルも導入していました。ところが2005年、ハリケーン・カトリーナの影響でミシシッピ州沿岸の施設が水深約2.5メートルの浸水被害に遭いました。物理的なインフラはすべて失われましたが、コダックのソフトウェアのおかげで顧客情報とジョブデータは保全され、会社存続の要となりました。この経験を経てKnight Abbeyは、急速な成長後のワークフロー効率化という次なる課題にもコダックを頼れると確信します。技術力と優秀な人材を擁しながらも、事業規模が拡大したことで、顧客の期待に応えるスピードや柔軟性が追いつかなくなっていたのです。新規ジョブの作成に何時間も要し、校正出力には数日かかることもありました。100万ドル規模の重要顧客を含む取引先の喪失リスクが現実となる中、Knight Abbeyはさらなる支援の必要性を強く認識しました。

Knight Abbeyにはすでに適切なテクノロジーツールが導入されていましたが、それらの投資を最大限に活用するためには、KODAKプロフェッショナルサービスの専門知識が必要でした。コダックのスペシャリストたちは、まず同社の課題や業務プロセスを分析し、業務の自動化によって日々の運用を効率化・迅速化できる部分を特定しました。その後、PRINERGYワークフローソフトウェアのルールベースオートメーション（RBA）機能をKnight Abbeyの特有なニーズに合わせてカスタマイズし、ジョブ作成、プリフライトチェック、INSITEポータルでの校正生成、再印刷のためのジョブ検索、ジョブのアーカイブなどの作業を大幅にスピードアップしました。さらに、KODAKプロフェッショナルサービスのチームは、Knight Abbeyの印刷管理システム（MIS）など、すべての技術との最適な連携も実現しました。

Knight Abbeyのカスタマイズされた自動化は、数字が物語っています。同社はKODAKプロフェッショナルサービスとの連携初年度で10万ドル以上のコスト削減を達成したと見積もっています。カスタマーサービス担当者は、毎週のプリフライト業務にかかる時間を25〜30％削減し、その分を顧客対応に充てることが可能になりました。プリプレス部門では、ジョブ作成時間が毎日数時間短縮され、全体の約15％のプリプレス業務が完全に自動化され、スタッフの関与が不要に。顧客は、INSITE Portal (PDF) を通じて校正が数日からわずか数秒で生成されるようになったことに感激しています。Knight Abbeyは顧客サービスを最重要な競争力のひとつと考えており、コダックとのパートナーシップは今後もその目標を力強く支え続けます。