Chicoine Group

高品質な印刷と色再現、競争力のある価格で知られる家族経営のChicoine Groupは、カナダ東部および周辺地域に忠実な顧客層を築いています。常に顧客体験の向上を目指しており、クラウドベースのコダックテクノロジーソリューションを導入したことで、プリプレスワークフローのスピードを向上させながら、卓越した品質を維持することに成功しました。

創業当初からともに歩んできた多くの顧客を持つ Chicoine Group は、高品質な印刷物を迅速かつ競争力のある価格で提供し続けるため、常に新たな方法を模索しています。また、自社の環境負荷にも配慮し、削減に取り組んでいます。パンデミックによって新たな課題が生じ、サービスの中断を避けるためのリモートアクセスの必要性が高まりました。そこで、同社は多様な業務タイプやサイズに対応可能な柔軟性を備え、迅速に稼働できる信頼性の高い技術ソリューションを求めていました。コダックのクラウドベースのソリューションは、スピードや効率、顧客との連携の向上を実現する機会を提供しました。

KODAK PRINERGYプラットフォームのクラウドアーキテクチャKODAK PRINERGY プラットフォームのクラウドアーキテクチャにより、Chicoine Group はパンデミック下でも問題なく完全にリモートで新しいソリューションを導入することができました。スタッフと顧客の両方がリモートでアクセス可能な一連のソフトウェアツールを迅速に稼働させることに成功しました。顧客が印刷ジョブを送信し、ファイルをすべてオンラインでいつでも閲覧、修正、承認できるようにするため、KODAK INSITE Prepress Portal を採用。これにより、承認プロセスの迅速化が実現されました。また、KODAK COLORFLOW Pro Software により、G7認証に必要な色の標準化が効率化され、インク、用紙、機器の違いにかかわらず一貫した品質が保証されます。インク使用量の最適化によって、廃棄物の削減や環境負荷の低減にも貢献しています。KODAK PRINERYワークフローソフトウェアは、Chicoine Group のプリプレス業務全体を連携させ、各工程における自動化を実現。人為的ミスのリスクを軽減し、ワークフローの大幅なスピードアップを可能にしました。

パンデミック下で KODAK PRINERGY ソリューションを迅速に導入したことで、Chicoine Group は大きな課題に対応することができました。それは、厳しい納期の中で、ケベック州政府の COVID-19『セルフケアガイド』を400万部印刷・配布するというものであり、新たなワークフロー自動化によるスピードと効率化があってこそ実現できた成果でした。これらの改善により、同社は作業量を増加させながらも、品質と価格を維持することが可能となり、印刷工場からの直接配送など、新たなサービスの展開にもつながっています。パンデミック期間中、顧客はスムーズに INSITE ポータルへ移行し、今では迅速で協力的な生産体制に欠かせないツールとなっています。今後も顧客との強固なパートナーシップと コダックのテクノロジーを軸に、Chicoine Group は長期的な競争力を維持する体制を整えています。