Akomex Group

Akomex Groupは、ポーランドとデンマークに3つの生産拠点を持ち、欧州全域で拡大する顧客基盤を背景に、効率性を重視する段ボール包装メーカーです。コダックのカスタマイズされた統合ソフトウェアスイートを導入することで、プリプレス工程の効率化と顧客との関係強化を実現し、継続的な事業成長を支えています。

Akomex Groupは急成長中のポーランドの包装企業で、AkomexおよびDrukpak（ポーランド）、そして最近加わったPlanoPack（デンマーク）の3つの段ボール製造拠点を通じて、主に食品や医薬品など多様な業界にサービスを提供しています。長年にわたり取引のある顧客が多くを占める一方で、新規顧客獲得にも力を入れています。従来使用していたワークフローシステムは、現在のニーズを十分に満たしておらず、日々の業務効率や拠点間のコミュニケーション改善、グラフィック資源の最適化、さらには顧客対応強化を求めていました。そして何より、3拠点にまたがって導入可能で、柔軟かつスケーラブルでありながらコスト効率にも優れたテクノロジーシステムが必要でした。それは非常に高い要件でしたが、調査の結果、コダックのソリューションがそのすべてを満たす最適な選択肢であると判断されました。

Akomex Groupでは、コダックと密接に連携しながら、業務に最適なソフトウェアパッケージを選定し、カスタマイズされたソリューションを構築しました。中核となるのはKODAK PRINERGY WORKFLOWソフトウェアで、Rules-Based Automation（RBA）機能により、3拠点にわたるプリプレス工程の自動化と管理を可能にしています。さらに、PRINERGY Workflowの自動化機能と連携する他のコダックツールが、主要な作業の効率化を支援しています。グラフィック部門では「KODAK COLORFLOW Proソフトウェア」が包括的なカラーマネジメントを提供し、「KODAK SPOTLESSソフトウェア」によりスポットカラーからプロセスカラーへの変換が簡易化され、品質基準に対応しています。また「KODAK INSITE Prepress Portal」の導入により、顧客はジョブファイルにいつでもどこからでも簡単にアクセスでき、Akomex Groupのスタッフとのリアルタイムなオンラインコラボレーションが可能となりました。

Akomex Groupは、3つの拠点すべてを単一のPRINERGY WorkflowシステムとRBAに統合したことにより、面付け、社内および顧客向けのジョブ状況更新、ジョブのアーカイブなど、多くの工程を標準化・自動化することに成功しました。その結果、生産エラーの削減、ジョブ準備時間の短縮、全体的な効率の向上を実現し、コスト削減にもつながりました。INSITEポータルの導入により、社内外のコミュニケーションやジョブ管理が効率化され、顧客からはブラウザベースで手軽にアクセスできる点が好評です。コダックのカラーマネジメントツールは、インク使用量の最適化に貢献し、廃棄物の削減を実現。食品・医薬品分野の顧客にとって重要な「最小限のインク使用」への対応にも役立っています。自動化の力により、Akomex Groupは業務効率をさらに高める新たな可能性に気付き、Kodakの柔軟なソリューションにより、今後の事業成長や顧客層の拡大に合わせて改善と進化を続けることが可能になりました。