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誤解を招くメディア報道に関するご説明

八月 13, 2025

「コダックが事業を停止する」といった一部報道は事実に反しており、当社が最近SEC(米国証券取引委員会)に提出した第2四半期の決算報告書に含まれる技術的な開示内容を根本的に誤解したものです。これらの記事は重要な文脈を欠いており、読者に誤った印象を与えかねません。以下に正確な情報をお伝えいたします。

重要なお知らせ:

  • コダックは、事業停止・廃業・破産申請の予定は一切ありません。
  • 当社は負債および優先株について、期日までに返済・延長・再融資を行えると確信しています。
  • 現在計画中の取引が完了すれば(来年初頭を予定)、当社の財務体質は過去数年間で最も健全な状態となり、実質的に純負債ゼロの状態になる見込みです。
  • 「ゴーイング・コンサーン」(継続企業の前提に関する開示)は、会計基準により義務付けられている技術的な報告事項です。
  • 当社は、すべての年金基金参加者に対する義務を今後も引き続き果たしてまいります。

年金制度に関するお知らせ

コダックは、年金制度の終了に向けて以前より準備を進めており、2025年12月に取引が完了する際には、すべての年金基金参加者への義務を果たしたうえで、約5億ドル相当の資産を受け取る見込みです。そのうち約3億ドルは現金で、残り約2億ドルは現金化される予定の投資資産となる見通しです。

コダックの負債状況について

参考情報として、現在コダックは4億7,700万ドルのタームローン(期限付き債務)と、1億ドルの優先株を発行しています。ローン契約により、2025年12月に受け取る予定の3億ドルの現金は、タームローンの返済に充てることが義務付けられています。その後、残りの1億7,700万ドルのタームローンと1億ドルの優先株について対応を進めることになります。

コダックの継続的な事業運営について

当社は負債および利払いの削減に注力する一方で、事業は安定しており、自立的に運営できると考えています。2025年第2四半期には、主に成長戦略への投資のために現金3百万ドルのみを使用しており、第1四半期と比べて大幅に改善しました。また、事業運営の資金として年金基金取引による現金を活用する予定はありません。

コダックは、すべての債務を履行する計画に確固たる自信を持ち、将来の展望にも前向きな姿勢を示しています。

この件に関するより詳しい情報は、2025年8月11日に米国証券取引委員会(SEC)に提出されたコダックのForm 10-Q(四半期報告書)をご確認ください。