ベルン, スイス
Stämpfli Kommunikation
コダックの画期的なプロセスフリープレートが新たな印刷の可能性を切り開く
企業
1799 年に設立された家族経営の印刷およびデジタル サービス企業で、現在はスイス国内の 2拠点にて 300 人の従業員を擁しています。
課題
長期的な事業の安定性を確保するために、コスト効率を維持しつつ、持続可能性への懸念に対応すること。
コダックのソリューション
KODAK SONORA XTRA プロセスフリープレート
はじめに
従来の有処理プレートの製造が終了したことを受け、Stämpfli Kommunikationはプロセスフリープレートへの移行を決断しました。KODAK SONORAを採用したことで、よりクリーンで環境に優しく、持続可能な技術が導入され、同社は将来に向けた体制を整えることができました。
ビジネスニーズ
印刷業界において環境への配慮はますます重要な要素となっており、スイスに拠点を置く Stämpfli Kommunikation も、廃棄物の削減、エネルギー使用量の抑制、有害化学物質の供給網からの排除といった取り組みに力を入れてきました。一方で、同社は常時稼働する16ページ輪転印刷機(両面印刷ユニット4基)および10色枚葉印刷機を有し、毎月4,500枚以上の輪転プレート、6,500枚以上の枚葉プレートを出力しているため、こうした高い負荷に対応できる堅牢かつ信頼性の高いプレート製造ソリューションも求めていました。
2022年、従来使用していた有処理プレートの供給元が製造を終了したことで、Stämpfli 社はこれを転機と捉え、プロセスフリープレートへの移行を決断しました。環境により配慮したこの新たな選択肢が、適切なサプライヤーとともに、安定的かつ持続可能な長期成長をもたらすことを期待しています。
コダックのソリューション
Stämpfliは、コダックのスタッフおよびコダックのチャネルパートナーであるFischer Papier AGの技術スタッフと協力して、ウェブ輪転印刷および枚葉印刷の両工程において、KODAK SONORA プレートを1,500枚使用した試験導入を実施しました。これらのプレートは、既存のサーマル印刷機でのワークフローにスムーズに組み込まれ、ユーザープロセスや印刷パラメーターにわずかな調整を加えるだけで済みました。
結果は明白でした。SONORA XTRA プレートは、Stämpfli 社が求める印刷品質、安定性、信頼性をすべて備えており、電力・水の使用量、メンテナンス、労働コストの大幅な削減という魅力的な効果ももたらしました。さらに、従来のプレートに含まれる有害な化学物質や洗浄材を必要としないため、環境に優れた製版を実現する点でも大きなメリットがあります。
結果
試験導入が成功した後、Stämpfliは2022年2月にすべてのプレートをSONORAプレートに切り替えました。それ以降、印刷業務は大幅に改善されました。プロセスフリープレートの導入により、印刷ワークフローの簡略化、電力コストの削減、そしてCTP室から洗浄装置2台を撤去できたことで、貴重なスペースの確保も実現しました。
さらに、従来の化学処理型プレートと比べて、保守作業やダウンタイムが大幅に減少。CTPエリアでのトラブルも減り、先進的なCTPレーザー技術によってプレートの寿命も延びています。
お 問い合わせ
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