概要
コダックVISION3 500Tカラーネガティブ フィルム 5219 / 7219は、撮影にも、フィルムとデジタルどちらのポスプロ作業にも、使いやすいフィルムです。
コダックVISION2フィルムのイメージ構造とルックを継承しながら、数多くの改良を加えました。コダック独自のダイ レイヤリング テクノロジー(DLT)によって、シャドウ部の粒子は、いっそう細かくなり、ハイライトのラチチュードも拡がっています。これまで以上にハイライトディテールを引き出すことができ、厳しい露光条件にも対応します。ノイズが少ないので、低光量下で撮影されたシーンをスキャンする場合には、画質が向上します。
コダックVISION3 500Tカラーネガティブ フィルム。VISIONは進化し続けます。
ベース
アセテートの安全ベース。現像処理によって除去される黒色のバッキングがついています。
フィルムの保存
未現像のフィルムは13℃ (55°F)以下で保管して下さい。6ヶ月以上保管する場合は、-18℃(0°F)以下で保管して下さい。撮影後は直ちに現像を行うようにして下さい。
露光指数
タングステン(3200K) -500
デーライト(5500K) -320 (コダックラッテンゼラチンフィルターNo.85 使用時)
カラーバランス
このフィルムはタングステン光 (3200K)の露光に合うようにカラーバランスされています。 色温度に多少の高低 (±150K)があっても、最終的な色補正は焼付の際にできますので、補正フィルターなしでも使用することができます。 他の光源を使用する際には、下の表に示すような補正フィルターが必要です。
光 源 |
カメラ用フィルター* |
露光指数 |
| タングステン(3000K) |
ラッテンゼラチン No.82B
|
320 |
| タングステン(3200K) |
不要
|
500 |
| タングステン フォトフラッド(3400K) |
不要 |
500 |
| デーライト(5500K) |
ラッテンゼラチン No.85 |
320 |
| ホワイトフレームアーク |
ラッテンゼラチン No.85B |
200 |
| イエローフレームアーク |
CC20Y |
320 |
| オプティマ32 |
不要 |
500 |
| ヴァイタライト |
ラッテンゼラチン No.85
|
320 |
| 蛍光灯、クールホワイト† |
ラッテンゼラチン No.85 + 10M |
200 |
| 蛍光灯、デラックスクールホワイト† |
ラッテンゼラチン No.85C + 10R |
320 |
| メタルハライドH.M.I. |
ラッテンゼラチン No.85 |
320 |
* これらはだいたいの補正であって、プリントの時、最終的にカラーバランスを調整することができます。
† これらは、おおよそのフィルターの条件を示しています。蛍光灯の種類が不明の場合は、CC40R(EI 250)をスターティングポイントとして使用してください。
暗室での取り扱い
セーフライトは使用しないで下さい。未現像のフィルムは全暗室で取り扱って下さい。
タングステン光照明(入射光)露出表
(24コマ/秒、シャッター開角度170゜)
| レンズ口径(絞り) |
f/1.4 |
f/2 |
f/2.8 |
f/4 |
f/5.6 |
f/8 |
f/11 |
f/16 |
| 必要なフットカンデラ |
5 |
10 |
20 |
40 |
80 |
160 |
320 |
640 |
この表は明色、中明色、及び暗色を含んでいる平均的な被写体のものです。もし被写体が全部明るいパステルカラーの時は、半絞りひかえて露光して下さい。また、暗色ばかりの時は、少なくとも半絞り開けて露光することをお奨めします。
【ライティング比率】 キーライトとフィルライトを加えた光量と、フィルライトの光量との比は、2:1または3:1をお奨めします。しかしながら、特殊効果を必要とする場合は4:1の比率又は、それ以上でも使用可能です。
相反則特性
1/1000~1秒の露光時間では、フィルター調節や露出調整は必要ありません。 10秒の範囲では1絞り露光を増してCCフィルターのCC10Rを使用して下さい。
現像
ECN-2
識別表示
タイプナンバー5219(35mm)または7219(16mm)、エマルジョン・ロールナンバー、キーコードナンバー、識別記号EJ、等の文字が潜像でフィルムエッジにプリントされています。
ラボラトリー・エイム・デンシティー
ネガフィルムのオリジナルは、イーストマン・コダック社製のラボラトリー・エイム・デンシティー・コントロールフィルム (LAD)に合わせてタイミングして下さい。
フィルムからビデオへのトランスファー
フィルムを直接ビデオにトランスファーする場合、イーストマン・コダック社製のネガティブ5219テレシネ・アナリシス・フィルム(TAF)を使用して、テレシネをセットアップすることが可能です。
シャープネス
見た目のシャープネスはどのフィルムにおいてもそれが作られたシステムの構成要素により違います。カメラやプロジェクターのレンズや焼付けのプリンターあるいは他のファクターもシャープネスに影響を与えます。しかしながら、フィルムのある種のシャープネスはもちろん測定可能で、通常はモジュレーション・トランスファー曲線が使われています。
粒状性
見た目の粒状性は、シーンの内容、複雑さ、色、濃度などにより違います。 VISION3 500T カラーネガティブフィルム 5219 / 7219の測定された粒状性は特に優れています。
特性曲線
横軸の0点は、18%反射率のグレーカードをノーマル露光にすることに対応します。
ホワイトカードはこの点より2 1/3絞り多い露光となり、少なくともさらに上に3 1/2絞り分はハイライト部のディテールを撮影することができます。
3%ブラックカードはノーマル露光より2 2/3絞り小さくなり、少なくともさらに下に2 1/2絞り分はシャドー部のディテールを撮影することができます。
モジュレーション・トランスファー曲線
このグラフがシャープネスの測定値を表しています。横軸が空間周波数(1mmあたりのサイン波の本数)、縦軸がフィルムのシャープネスに対応します。そこで曲線が水平に長く伸びていれば、より多くのサイン波の本数を高いシャープネスで識別できるということになります。つまりよりシャープなフィルムを意味します。
拡散RMS粒状度曲線
ある濃度におけるRMS粒状度の値を見るには、グラフ左側の縦軸でその濃度を捜し右横へ水平に特性曲線まで当たり、その位置から垂直に上下して粒状度曲線との交点を得ます。この点から水平に右側の粒状度シグマDの値を見ます。その値を1,000倍したものがRMS粒状度となります。
分光感度曲線
これらの曲線はフィルムの分光感度を表しています。露光条件の決定や修正、またはブルーあるいはグリーンマット合成を最良の結果にする目的などに役立ちます。
分光色素濃度曲線
これらの曲線はフィルム現像時に形成される各色素の吸収スペクトルを表しています。ファイルをスキャンまたはプリントする際の機器の調整や最適化に役立ちます。
注意:シアン、マゼンタ、イエロー各色素の曲線はピークがフラットになるよう補正されています。
製品ラインナップ
| 品番 |
メートル (フィート) |
コア |
巻き方 |
パーフォレーション/ ピッチ |
| 35mm SP417 |
30(100) |
S-83 100ft スプール |
|
BH-4740 (BH-1866) |
| 35mm SP718 |
61(200) |
U |
|
BH-4740 (BH-1866) |
| 35mm SP718 |
122(400) |
U |
|
BH-4740 (BH-1866) |
| 35mm SP718 |
305(1000) |
U |
|
BH-4740 (BH-1866) |
| 16mm SP449 |
30(100) |
R-90 100ft スプール |
|
2R-7605 (2R-2994) |
| 16mm SP578 |
122(400) |
S-153 400ft スプール |
|
2R-7605 (2R-2994) |
| 16mm SP451 |
122(400) |
T |
|
2R-7605 (2R-2994) |
| 16mm SP455 |
30(100) |
R-90 100ft スプール |
B巻 |
1R-7605 (1R-2994) |
| 16mm SP445* |
61(200) |
A |
A巻 |
1R-7605 (1R-2994) |
| 16mm SP457 |
122(400) |
T |
B巻 |
1R-7605 (1R-2994) |
| S8mm SP464 |
15(50) |
|
スーパー8カートリッジ |
|
| 65mm SP332 |
305(1000) |
P |
乳剤内側 |
KS-4740 (KS-1866) |
フィルム・ロールの長さについての詳細は、弊社発行の"コダック 映画用 カメラフィルム 標準価格表"をご覧いただくか、弊社まで直接お問い合わせ下さい。
*印はアトーン社 A-Minimaカメラ用
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