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デジタルシネマで実現する臨場感あふれる立体映像 REAL D™ 3Dデジタルシネマ
コダックのデジタルシネマ システムは、世界8カ国で、20の劇場チェーンが運営する200サイト、2,100以上のスクリーンに導入されています。コダックでは、デジタルシネマ関連の幅広い商品とサービスを取り揃えており、その1つにREAL D™ 3Dデジタルシネマがあります。
従来の3D映像
人間の目の間隔は6.5cmから7cmあり、左右それぞれの網膜に捕らえられる映像には微妙な差異が生じています。これら2つの映像を脳内で一つの映像として処理することで、人間は物体や空間を立体視しています。劇場における3Dは、上映方式により独自のメガネが採用されていますが、スクリーン上に右目用と左目用の映像を投影し、それぞれの目に排他的に映像を送り込むことで立体視を再現しようとするものです。
1920年代に流行した赤青メガネを使うアナグリフという方式は、色の再現性が大きく損なわれ、目や頭が疲れやすい等の欠点があります。1950年代の3D映像や、現在もIMAX® シアター等で使われている直線偏光方式では、多くの場合精密に同期した2台の映写機・2本のフィルムが必要となります。色の再現性の点では優れていますが、観客が頭を傾けると立体効果が損なわれ、従来のシルバースクリーンの特性上、周辺の光量が極端に低下する“ホットスポット”が生じるという欠点があります。博覧会などでは、液晶シャッターを採用したメガネがよく使われますが、メガネ自体が重い上、高額で、洗浄などメンテナンスにも手間と費用がかかることから、通常の映画館での使用には適していないと言われています。
3D映画を変革したREAL D™
REAL
D™ 3Dデジタルシネマは、2005年11月に北米で公開された『チキン・リトル』の上映で実用化された新しい立体映像方式です。従来の3D映画と一線を画したクオリティの高い立体効果とともに、北米の1スクリーンあたりの興行収入が通常の2D映画の3倍という商業面での成功が大きな話題となりました。
2005年は「DCI推奨技術仕様」が発表され、デジタルシネマ到来の現実感が高まった年ですが、同時に、導入コストの問題にも焦点が当てられました。その中でREAL
D™ は、新たな機器導入の投資を必要とせず、「DCI推奨技術仕様」対応のデジタルシネマ機器で上映する3D映画というスタイルを提示し、加えて高い興行収入を達成したことで優れた評価を獲得したのです。
その後のREAL D™ 3Dデジタルシネマ作品も好調な成績を収め、REAL D™ 方式は技術、コスト、ビジネス面のバランスの良い秀でた方式として認識され、現在では世界の複数の地域でデジタルシネマ スクリーン数の拡大を後押しする一因となっています。
REAL D™ 3Dデジタルシネマの上映には、2K DLPシネマプロジェクターと3D対応のデジタルシネマ用サーバーを使用します。配給会社から劇場に届いた3Dコンテンツ(Digital Cinema Package)は、サーバーにローディングされ、左右の映像データが交互にプロジェクターに送信されます。プロジェクターのレンズの前に設置された「Zスクリーン」(液晶偏光フィルター)により右回り・左回りの円偏光が加えられ、左右に分割された映像がシルバースクリーン上に144Hzで投影されます(左目・右目のデータを1フレームにつき各3回投影=6回 / フレーム、6回×24フレーム / 秒=144フレーム / 秒)。3Dメガネは安価で軽量なプラスチックの使い捨てタイプで、円偏光方式の特徴として観客が頭を傾けても立体効果が損なわれず、快適に映画を鑑賞することができます。従来の本編上映用のフィルム映写機ではなしえなかった3D上映という付加価値が、デジタルシネマ技術の活用により僅かな変更でかつ長期的に安定したクオリティで、実現可能になったのです。
さらに、複数のスクリーン製造会社がREAL D社と協力し、REAL D™ 3Dデジタルシネマに適したシルバースクリーンの開発・販売を行っています。この新しいタイプのシルバースクリーンは、従来のシルバースクリーン特有の問題であったホットスポット等を大幅に削減すると共に、通常の2D映画も違和感なく上映できる性能を持っています。
続々と登場する3Dコンテンツ
『チキン・リトル』に続いて、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』、『モンスター・ハウス』、『カラハリのライオン3D』が日本でもすでに公開され、さらに年内に『ルイスと未来泥棒』、『ディープ・シー 3D』が公開されます。また、全米では11月に、初の実写作品としてロバート・ゼメキス監督の『Beowulf』の公開が予定されています。
3Dデジタル上映機器環境が急速に整いつつある中、多様な3Dコンテンツの製作も次々に報道されています。ヴァラエティ誌によると、2008年には『U2 3D』、『Journey 3-D』他、2009年にはジェームズ・キャメロン監督の『Avatar』、『Monsters vs. Aliens』他が全米公開を予定されています。さらに、ハリウッド・リポーター誌は、2009年には3D作品の公開数が約10本にのぼる可能性に触れています。
コンサートやスポーツイベントなどの映画以外のコンテンツ、いわゆるODS(Other Digital Stuff)を映画館で上映する試みが国内でも始まっていますが、この分野でも3Dコンテンツの拡大が世界的に見込まれています。ODSなど様々な3Dコンテンツの場合、作品のバリューに合わせた入場料金設定を行えることもあり、新しい客層の獲得と動員増加、デジタルシネマ機器の導入コストのカバー、新たな収入源の創出につながると考えられています。
コダック デジタルシネマとREAL D™
REAL D™ 3Dデジタルシネマのキーコンポーネントは、2K DLPシネマプロジェクター、3D対応のデジタルシネマサーバー、シルバースクリーン、REAL D™ のライセンス契約(5年更新)です。コダックでは、3D対応デジタルシネマサーバー「コダック コンテンツ プレーヤー JMN3000」、バルコ社製2K DLPシネマプロジェクター、REAL D™ ライセンス、シルバースクリーン及び関連工事などをパッケージとしてご用意しています。特に新製品のバルコDP-3000プロジェクターでは、条件にもよりますが、従来よりも大きなサイズのスクリーン(約15m)でREAL D™ 3Dデジタルシネマ上映が可能です。
運営に関するご相談から、導入・導入後のサービス&サポートまで、コダックは、デジタルシネマのワン・ストップ・サプライヤーとしてお客様をサポートいたします。
※ REAL D™ は米国REAL D™ 社の、バルコ(Barco)はバルコ社の、IMAX® はカナダIMAX社の登録商標です。
より詳しい情報は、コダック株式会社 エンタテインメント イメージング事業部 デジタルシネマセクション(担当:笹野)まで、お気軽にお問い合わせください。
ドリームワークス アニメーション社のCEOジェフリー・カッツェンバーグ氏が3Dデジタルシネマについて語っている記事を掲載しております。掲載記事はこちらから。
REAL D™ 3Dデジタルシネマ
REAL D™ 社独自のゴースティング除去技術を採用。これにより、左右の映像のクロストークを最小限に抑制している。また、トリプルフラッシュ(1フレームにつき片目の情報が3回投影される)によって、よりスムーズな動きが実現された。さらに、左右の映像が片寄りなくキャリブレーションされているため、色再現がよりピュアに。 スクリーンダイジェストによると、デジタル3Dのスクリーン数は、現在の約750スクリーンから、2009年までにワールドワイドで5000スクリーン超に増加すると予想されている。
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※ 『チキン・リトル』(2005年 / マーク・ディンダル監督)、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(デジタル3D版は2006年 / ヘンリー・セリック監督)、『モンスター・ハウス』(2006年 / ギル・キーナン監督)、『カラハリのライオン3D』(2006年 / ティム・リバーセッジ監督)、『ルイスと未来泥棒』(2007年 / スティーヴン・J・アンダーソン監督)、『ディープ・シー 3D』(2006年 / ハワード・ホール監督)、『Beowulf』(2007年 / ロバート・ゼメキス監督)、『U2 3D』(2007年 / キャサリン・オーウェンス監督、マーク・ペリントン監督)、『Journey 3-D』(2009年 / エリック・ブレヴィグ監督)、『Avatar』(2009年 / ジェームズ・キャメロン監督)、『Monsters vs. Alien』(2009年 / ロブ・レターマン監督)
* REAL D™ 3Dデジタルシネマ PDFのダウンロードはこちらから (724KB)
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